2020年11月17日
こんにちは。
伊那市の1対2までの個別指導塾、古賀塾アドバンスの浜田です(‘◇’)ゞ
勉強方法第2弾ということで本日は国語です。
国語は“伸ばすのが難しい”科目として有名です。
特に評論文や小説文が苦手な子にこれを得意になってもらおうと思うと、これがなかなか難題なんです。理由は後で説明をしますね。
まず、手っ取り早く国語で点数を上げる方法について伝えたいと思います。
ポイントは2つ
・漢字で点数を落とさない
・古文の書き下し文や文法で点数を落とさない
です。
文章題で点数を伸ばしにくい国語は、知識で取れるところで“落とさない”というのが鍵。
古文や文法については、書き下し文や品詞・活用形では落とさないようにといった感じです。
今日は特に漢字中心で話をしますが、小学生から中学生にかけて漢字の勉強というものは毎日行った方がいいです。学校の先生が宿題を出さない人だったら抗議をした方がいいレベルでやった方がいい勉強です。これは受験云々に関わらず、です。
今、ネットやスマホなどの普及で字を書く機会が極端に減っています。そうするとどうなるかというと“読み書きができなくなる”んです。
でも、漢字は大人になっても使う機会が多いもの。
というよりも字の“字の読み書き”というのは様々な勉学の基礎なんです。
至る所で文字を読む、書く、という機会は生まれます。
漢字とは幼い頃に学んで、大人になっても生活の一部として自分の体に溶け込ませておくべきものなんです。
他の科目のように大人になって使わなくなったら忘れていいよ、という科目ではないんです。
だから、小中高関係なく、漢字はしっかり勉強してください。
で、具体的な勉強方法ですが、学校で書取りの宿題が出ているのであればそれを活かすに越したことはないです。毎回の宿題を殴り書きで済ませていると結局その後にもう一度漢字のテスト勉強をしないといけなくなります。
効率悪いですよね?
なので、宿題を使ってテスト勉強もしてしまうんです。
最初に読み仮名だけをノートの上に小さく書いておいて、書けるかどうかテストするところから始める。書けた単語も書けなかった単語もその下へ書取りをしていきますが、書けた単語は書取り量を減らし書けなかった単語にスペースを譲ってもいいです。
翌日の宿題の時には、前日書けなかった単語を必ず入れて再テストできるようにします。
こうすると宿題とテスト勉強が一気にできます。
私は遊ぶ時間も大事!と思っているタイプなので、勉強はメリハリを持って効率よくやっていきましょう。
さて、問題の評論文や小説文です。
これは本当に伸ばすのが大変なんです。
何故か。それは答えが既に文章中に書かれているからです。
できてしまう人は答えを探す作業をするだけなので簡単にできてしまうんです。でも、それがそもそもできない。
問題:りんご ばなな なし もも ぶどう かき
Q.この中から桃を探してね。
と言われて、探せないって言ってるようなものなので、まずどうやって教えたらいいかわからないんですよね。文章を読んでいて「桃」と「もも」とが同じものとして結びつかないんです。
これは幼い頃から育まれているはずのその子の持つ語彙力・文章読解力が諸に影響します。
その文章の言いたいことを捉えられない。何が言いたいのかわからない。
これをわかるようにするには、語彙力を上げて文章に慣れるまで数をこなすしかありません。
個人的にオススメなのは“一つの話を読んだらそれを要約する”という作業。
そこに感想文なんかも詰められると尚記述なんかには強くなってくるだろうと思います。
ただこれはとにかく根気がいること。簡単にできるようになることではありませんし、苦手な子にとっては始めのうちはただただしんどいと思います。
でも、もし国語をできるようになりたい、そう思うのであれば頑張ってみてください。
ここで1つ、国語に興味を持てるかどうかわからないけれど、私から国語について話をしようと思います。
どこかの誰かが言いました。
「この世のあらゆる事柄は数学(算数)で表せるのだ」と。
さらにその人は言いました。
「数学で表せないのは“人の感情”だけだ」と。
そして、
その数学で唯一表すことができない“人の感情”を表すことができるのが文章であり、国語なのだと。
生きていく中で自分の気持ちを伝えること、誰かの気持ちを汲み取ること。これは誰もが最初からできることではなく、小さい頃からの積み重ねで“学んで”いくものなのです。
誰かの立場に立ってみたい、もっと自分を表現できるようになりたい。そう思ったときに国語はどの学問よりもあなたの力になります。
諦めずに頑張ってみてくださいね(*’ω’*)