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古賀塾ブログ

どこで気付くのか

2017年11月24日

こんにちは!
先週から来週までにかけて、いろんな学校でテスト・テスト・テストな時期ですね。生徒達の「早くテスト終わってくれ~」という顔が目に浮かびます。私も中学・高校の頃はテスト週間になると「学校爆発しろー隕石落ちろー」なんていう暴言が出るくらいには憂鬱になっていたものです(笑)
さて、今日はそんな私の話ではなく、私の弟の話を少ししようかなと思います。丁度先日母親と受験の時はこんなことがあったよね、なんて話になったのでこんな生徒もいたんだよという参考までにお付き合いくださればと思います。
当時、弟は中学3年生。丁度、赤穂高校普通科志望の受験生でした。勉強のほうは中の下と言ったところ。夏ごろまでは部活が続いており毎日部活三昧、部活を引退してからは毎日(土日であっても)友人達の家に遊びに行っているほどの遊び好き。何が言いたいかと言いますと、真面目に勉強をしている姿などほとんど見たことがないような弟でした。こと勉強に関しては放任主義だった母曰く、「勉強をしろと言ってもあの年頃はそう簡単に言うことは聞かないし、勉強をしないといけないということには自分で気付かないといけない。人に言われてやったところで身になるものじゃない。だから放っておく。それで受験に失敗しようが何をしようが、それは本人が招いた結果だからそこで一度痛い目にあって反省をすればいい」とのことでした。そうして迎えた11月末のテスト。結果は中学校生活中で最低点数。確か220点か230点くらい。どうするつもりだろうかと思いつつ、放っておけと言われたので放っておいたのですが、ある日、家に帰ってきて弟が言いました。「今日R君と話したんだけど」R君というのは私の同級生で赤穂の普通科に通っている子でした。偶然下校途中に一緒になったらしく高校について話を聞いたようでした。「R君にお前落ちるよって言われた……。R君270点で入ったって……。俺、塾入るわ」最後のセリフにはポカンとしてしまいました。今、塾へ入ると言っただろうか?12月に?今頃?つっこみたいところはたくさんあったのですが、ようやくやる気になったようならと母は塾を探し始めました。とはいえ、12月です。一度目に見に行った塾では「今頃来たところで遅い」と言われ入塾させてもくれませんでした。どうにか入れてもらえた塾で風越高校(上伊那で言う弥生)や飯田高校(上伊那で言う伊那北)志望の生徒さん達と一緒に勉強していくことになりました。週2回か3回通っていたでしょうか?私も詳しくは知らないのですが、私が部活から帰ってくると毎日塾の宿題をしている様子を家で見かけるようになりました。R君に言われた「落ちるよ」はかなりの効果があったようで、このままじゃマズいとやっと弟に火がついたようでした。とはいえ遊び好きの性格は変わらず、塾のない日は学校終わりに相変わらず遊んでいたようなので、勉強時間は自然と夜に。逆にさっさと寝ろと怒られる姿もしばしばでした。
さすがに12月からじゃ遅すぎるだろと思ってもいたのですが、一日の勉強時間はかなり稼いでいたのか、要領が良かったのか、結果だけ言うのであれば弟は無事に赤穂の普通科に合格しました。点数は確か350点、腹の立つことに私の合格点と大差ありませんでした(笑)
結局何事も、本人がやる気になれるかどうかなのだと実感しました。自分でやらないといけないと気付けるかどうか。人によって何がきっかけになるかわかりませんが、それに気付くことができれば頑張ることができる。そうすれば少しずつでも点数はついてくる。まずは、自分で「頑張ろう!」という気持ちを持って勉強に向かいたいですね。
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