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古賀塾ブログ

英語が苦手な人が頑張った話(役立ち情報)

2018年6月28日

こんにちは!
今日は英語がとことん苦手だ!という人が英語をできるようになったという体験談を少しお話しようと思います。英語が苦手という方、けっこうたくさんいるのではないでしょうか?私は中学・高校時代英語が大の苦手でした「日本人なのにどうして英語をやらないといけないんだ」が口癖なほどに嫌いでした(笑) 誰にでも苦手はあるものです。ですが、もし好きになれたら、苦手意識がなくなったら、それはとても嬉しいことだと思います。
この話は、私の大学時代の教授が「英語が大の苦手」という生徒に実際に行わせた英語の勉強方法の話です。中学生、高校生ではないのか……と思われるかもしれませんが勉強のヒントにはなると思いますので、自分に置き換えて話を聞いていただければと思います。
その当時、教授の元には何人かのゼミ生がおりました。ある日の昼間、研究室で研究をしていた教授が生徒(A君とします)に「●●と書いてあるレポートを○○室から取ってきてほしい」と頼みました。A君は「わかりました」と言って部屋を出ていきました。教授は他の生徒達と研究を続けました。そして気付けば日が暮れました。その日の研究が終わり、さぁ帰ろうというところで生徒の一人が異変に気付きました。「教授、まだA君が帰ってきていません」確かに、A君の姿がありません。教授は戻りがてらレポートがある部屋に向かいました。
部屋に入ると一人の生徒がうずくまって泣いていたそうです。A君でした。「何をしてるんだ」と教授が聞くとA君は泣きながら答えました。「頼まれたレポートがどれかわかりません」詳しく話を聞いたところ、A君は英語がとても苦手だったようで、英語で書かれたレポートを見つけることができず、このままでは怒られてしまうとずっとそこで泣いていたそうです。
翌日から教授はA君にある仕事を与えました。「このノートにその日の研究内容をまとめて提出すること」A君はわかりましたと言って毎日そのノートを提出しました。そして数日後、教授は一つ注文を付け加えました。「そのノートの●●という単語のみ英語で書いておいで」A君はわかりましたと言って決まった単語だけを英語で書くようになりました。さらに数日後、教授はまた注文を付けました。「今度は●●の他に主語を英語で書いておいで」A君は文章の頭を英語で書くようになりはじめました。それを見て教授は満足し次いで注文します。「よくできているね。今度は名詞を英語で書いておいで」名詞とは「りんご」や「ペン」のような主語にできる単語のことですが、A君はやはり素直にそれを実行しました。一月後、教授はさらに注文しました。「今度は動詞も英語で書いておいで」A君はやはり「わかりました」と言いました。動詞も英語で書くようになると、日本語の語順ではなくなってきます。だから教授はA君に言いました。「主語+動詞の順番は基本的には守ること」A君は素直にその順番を守りました。
同じことを細かく教授とA君は続けていきました。そしてだいたい1年が経ったとき、はじめは日本語しか書かれていなかったノートが、英語でしか書かれなくなっていました。A君はその頃になると論文をスラスラと英語で書くようになっていました。
はじめに話した通りこれは「とことん英語が苦手だ!」という人が英語をできるようになった話です。この方の当初の英語のでき具合ときたらそれはもう酷かったそうで、be動詞(am、is、are)はおろか、基本的な中学で習う単語もほとんど書けない、読めないという状態だったとか。
このやり方にはメリットがいくつもあります。
  • ・他の人間(教授)と目標を共有することで途中で投げ出さない
  • ・簡単な単語から始められるので誰でも取り組める
  • ・自分で単語を調べるという作業ができる
  • ・文章の中でその単語の使い方を理解できる
  • ・自然と文法力が身についている
もちろんA君の根気が何よりも大切な鍵ではあったのですが、大切な要素が詰まっている勉強方法ではあるだろうなと思います。特に一番上のメリットはどんな勉強をやるにしても大切なもの。試してみたいという方はやってみてもいいかもしれません。
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