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古賀塾ブログ

語彙力に差が出る原因は?(プチ情報)

2017年12月20日

こんにちは!
この間知人からこんな話題が出ました。「職場の人と話してたんだけどね……考えあぐねてるって言ったときに、あぐねてるって何?って聞かれてさ。その後に1つ2つそれ何?みたいなこと聞かれて全然会話にならなくて~。日本語話してるはずなのにね」これは「考えあぐねている」を「考えあぐねてる」と「い」抜き言葉にしたことを指摘されたわけではなくて、「あぐねる」の意味がわからなかったという話なのですが、皆さんはこんな経験ありますか?単純に語彙力の差なのですが、そういった言葉が1つ2つならまだしも毎回何度も「それなに?」と聞かれると、聞かれる方は「ちょっとさすがにどうなのよ」と思わないでもないです。
でもきっと、今の歳になってからたくさん語句を勉強するって大変ですよね。やっぱり一番言葉を覚えることができる時期は子供の頃です。小さい頃の教育って侮れません。さて、今日はそんな話に関連付けて、言葉を覚える時期について少しお話をしたいと思います。
子供の時期が一番覚えるとは言いましたが、歳にしてみると言葉を覚える時期というのは1歳~5歳頃。子供というよりも赤ちゃん、幼児……という言い方のほうがいいかもしれません。さて、一般的に1歳半くらいから赤ちゃんは「ママ」「パパ」などの言葉を話し始めるそうです。そうして3~4歳くらいになってくると急激に話せる単語が増えていき5歳くらいになると普通に話ができるようになるそうです。
ここで、この間面白い話をお聞きしたので紹介をしたいと思います。小学校の先生が使う単語数ってどのくらいかご存知ですか?一般的には小学校の先生が使う単語数は3000語くらいだそうです。さて、ここで2パターンのお子さんについて考えてみましょう。1パターン目はテレビや動画などを良く見て育ったお子さん。もう1パターンはよく人とおしゃべりをして育ったお子さん。どちらのお子さんのほうが単語力が高いと思いますか?これ、2パターン目のお子さんのほうが圧倒的に単語力が身についているそうです。数で表すと1パターン目のお子さんは1500単語、2パターン目のお子さんは5000単語。圧倒的ですよね。1パターン目の子は小学校に上がると同時に問題が発生するということがわかるでしょうか?自分の持っている単語数が1500、小学校の先生が話す単語数が3000。何が言いたいかと言いますと、小学校に上がると同時に先生の言っていることがわからなくなってしまいます。これは大問題です。テレビや動画など一方的なコミュニケーションだとなかなか語彙力は身につかないようですね。なるべくたくさん会話をしてあげたいものです。
さて、この話を聞いて少し思いました。とはいえ言葉なんてものはその後もたくさん覚えるはず……その後も動画ばかり見ている子とそうではない子で大きな差が出ているのでは……。これは単なる私の想像に過ぎませんが、テレビや動画の見せすぎやコミュニケーション不足などには気を付けたいところです。
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